南ブータン
南部の地区は、国の環境保全の中心となっており、サムチ、チュカ、ダガナ、チラン、サルパン、シェムガン、ペマガッツェル、の7つの地域から成っています。シェムガンは、文化的な観光資源も魅力的ですが、自然観察のツアーが特におすすめです。有名なドゥンガン温泉はシェムガンにあります。サルパンにも、温泉がいくつかあります。
他のツアーには、フィブソ動物保護区やマナス国立公園へ行くもの、南国フルーツや数多くの薬草、ケンパ・ローツァンパの文化を楽しむものがあります。
ローツァンパは、ネパール系の民族グループで、ブータンの南部に居住しています。ほとんどがヒンドゥー教徒で、その儀式や祭りは大変カラフルです。
サルパン(Sarpang)
サルパンの住人は、ブータンのほとんどの民族グループの混血です。シャーチョッパ、ンガロップ、ブムサップ、ケンパ、クルテッパ、ローツァンパなどです。農地が広大なので、多くの農民がサルパンにやってきました。
シェムガン(Zhemgang)
ケン文化の架け橋。シェムガンの住人は、文化的にはケンパと呼ばれています。この地区は長年、観光客から閉ざされていました。最近ごくわずかな地域がバードウォッチングのために公開されました。
- <観光地>
- Chikor
- Nangkor
- Tamachok/Matpala
チュカ(Chhukha)
ブータンの南西部に位置するチュカは、亜熱帯気候に属し、年間を通して、気温・湿度が共に高く、多くの動植物が生息する地帯でもあります。チュカの住人は、主にナガロップ、ロンツァンパの2つの民族から成り、インドと国境を接することからも、この地域では、仏教以外の宗教の影響が広く見られます。ワン・チュ、パ・チュの2つの河川を利用した、チュカ水力発電所、タラ水力発電所では、1500メガワット以上が発電され、ブータンの主要な収入源となっています。インドから陸路で入国する場合の玄関口、プンツォリンは、ブータンの交易にとって最も重要な都市といえます。宿泊施設一覧(英語サイト)
- <観光地>
- Jabar Goemba
- Tshamdrak Goemba