旅行にあたって

ブータン入国前に次のことを必ずご確認ください。

お金

ブータンの通貨はニュルタム(Nu.)といい、インドのルピーと同じレートです。しかし、旅行にはなるべくアメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェックか、USドルの現金を持っていくことをお勧めします。外貨に対応できるATMは、首都ティンプーを含む限られた街に限られています。ビザとマスターのクレジットカードは、広く利用可能です。

銀行

ブータン滞在中に旅行者が利用できる銀行は、バンク・オブ・ブータン、ブータン・ナショナル・バンク、ドゥルックPNB、タシ・バンクなどがあります。これらの銀行では、SMSやインターネットバンキングのサービスを利用することができます。特に市街地では利用可能なATMも多く、預金を引き出すことができます。トラベラーズチェックも簡単に換金できます。しかし、奥地に行くとATM設備は多くないため、金融機関の利用は必ず首都ティンプーで必ずすませるようにしてください。

電気

主要都市は全て電気が通っています。電圧は220/240ボルトで、コンセントの形状は丸ピン2穴又は3穴です。電力は自然発電で、水力発電が主です。

電話

国内は通信網が発達しています。どの町にもインターネットカフェやIDD電話ブースがあります。ティンプーやパロのほとんどのホテルではインターセット可能であり、携帯電話も広い範囲で国際ローミングサービスを利用することができます。

服装・持ち物

ブータンは気候の変化が激しい地域です。夏は暖かく、昼間の気温は20~25℃くらいですが、冬は通常15℃以下です。このような気候、地形、旅行計画に対応した、暖かい服、履き易い靴を持って行きましょう。他に必要な持ち物で考えられるのは、サングラス、日焼け止め、帽子、消毒液、抗ヒスタミン剤、下痢止め、高山病・乗り物酔いの薬、虫除け、懐中電灯(予備電池)、傘、カメラ(充電器などの周辺機器を含む)などです。

写真

ブータンは写真家にとっては理想の地で、特にアウトドアの観光中には沢山のシャッターチャンスがあります。しかし、屋内の写真を撮るときはガイドによく確認を取ることが必要です。特にゾンや寺院、修道院等、宗教施設の内部は、特別許可を取らなければ撮影ができない場所もあります。しかし、風景や、山脈のパノラマビュー、田舎の庶民生活、花々、ブータン建築、特にゾンや仏塔の写真を撮ることはできます。

買い物

買い物好きな人やお土産を買いたい人には、織物を中心に、多様な土産品があります。生糸の手織物、動物の顔の彫刻、ダパス(Dapas)として知られる籐や竹で編んだ籠、手漉きの紙製品、繊細な細工が施された銀製品などです。もちろんタンカ(Thangkha)画や、ブータンの美しい郵便切手も、買うことが出来ます。このようなお土産品は、ティンプーや大きな町内外の手工芸ショップで見つけられます。ブータンでは骨董品の売買は厳しく禁止されていますので、注意してください。

チップ

チップはあくまで個人の気持ちです。ブータンにはチップを渡すという習慣はなく、ガイドや運転手にチップを渡したいかどうかは、旅行者の判断に任せられています。

文化

次のものに対しては、税は免除されます:
(a)旅行者が日々使う日用品、(b)アルコール1リットル(スピリッツ又はワイン)、(c)煙草200本、200%の輸入関税、(d)業務用の装置や機械、(e)個人使用のカメラ、ビデオ、その他電子機器ブータンに到着したら、チェックアウトの前に関税申告書を提出しなければなりません。(d)や(e)に関しては申告書への記載が必要です。もしブータン国内でそれらを販売又は贈り物として処理すると、関税を払う義務を負います。ブータンを発つ際には、旅行者は税関に申告書を提出しなければなりません。
次の品物の輸入/輸出は厳しく禁止されています。(a)武器、弾薬、爆発物、(b)医療品を除くすべての麻薬や薬剤、c)野生生物の製品、特に絶滅危惧種の生物、(d)骨董品
植物や土等の輸入に対しては、検疫規制が行われています。該当する品物は、ブータン到着時に検疫を通過しなければなりません。また、古い品物、特に宗教的・文化的に意義のあるものの購入は、注意してください。これらの品物は、通関証明書なしでは持ち出すことができません。

言語

ブータン人は様々な言語を話しますが、国語はゾンカ語で、最も広く使われています。英語もコミュニェーションの手段として、大部分のブータン人は話すことができます。

服装、その他の道具類

ブータンは国内に大きな標高差があり、各地の標高により気候は大きく異なります。このため、様々な気候に対応できるよう衣服を準備されることをおすすめいたします。また、特に修道院やゾン等、宗教的施設を訪問される際は、派手でない慎んだ服装を心がけてください。敬意の印として、宗教・行政機関、国旗が掲揚されているような場所に入る際は、帽子等を脱いでいただけますようお願い致します。

時間

ブータンの標準時間はグリニッジ標準時間よりも6時間早く、日本時間より3時間遅いです。

オフィスアワー

ブータンのオフィスアワーは、夏と冬の2種類に分けられます。3月から10月までの夏時間は午前9時から夕方5時まで、11月から2月までの冬時間は午前9時から午後4時までです。ただし、これらはティンプーとその他数地区のみで使われています。また、これらは公務員にのみに適用されています。企業や民間団体で働く人々のオフィスアワーは、通常季節に関係なく午前9時から午後5時までです。

警告

熱処理されていない水や氷は絶対に飲まないでください。ブータンの大部分の水は山からくる未処理のものです。どの町でもミネラルウォーターを容易に手頃な価格で買うことができます。

煙草/喫煙

ブータンでは、煙草製品の売買は禁止されているため、喫煙される方は持参しなければなりません(1人200本まで、200%の関税の支払いが必要です)。公共施設や政府機関の敷地での喫煙は禁じられています。また、寺院や他の宗教施設の近くでの喫煙も神聖冒涜とみなされてしまいます。

宿泊施設

ここ数年にわたり、ブータンにも数多くの高級ホテルができてきました。ブータンで旅行者が宿泊するホテルは、観光局の持つ格付け基準で3つ星から5つ星に格付けされたホテルです。ホテルはよく維持管理されており、自動湯沸かし器、シャワー室などの基本的な設備が整っています。5つ星ホテルの多くはティンプーかパロにあり、プナカやガンテ、ブムタンにも、快適なホテルが多くあります。町から離れたところでは、森の中で野外キャンプをしたり、主要なトレッキングルートに点在するロッジに泊まったりするのも魅力的かもしれません。

食べ物

ほとんどのブータン料理には、チーズと唐辛子がたくさん入っており、濃厚で辛いです。多くのレストランでは、中華、コンチネンタル、インド料理も提供しています。チベット餃子のモモも試すことができます。チーズと唐辛子を煮込んだエマダツィなど、典型的なブータン料理もぜひお試しください。

安全上の注意

安全に関して注意すべきことはほとんどありませんが、注意をするに越したことはありません。首都では、窃盗、街中でのけんかが起こるようになっていますので、夜間にひとりで出歩くことは避けましょう。また、町へは数人のグループで出かけるか、ガイドと一緒に出かけるようにした方がよいでしょう。
また、特にパスポート、通行許可、カメラ、財布、小銭入れといった持ちものにはご注意ください。

ガイドと通訳

ブータンには有能な通訳やガイドがおり、歴史を熟知し優れたコミュニケーション能力を持っています。彼らは観光局が実施したトレーニングを修了した証明書を持っています。流暢に日本語やタイ語、その他のヨーロッパの言語を話すガイドもいます。

祝日

祝日は、政府によって制定され、国全体の祝日のリストは次の通りです。ただし、各ゾンカックは年1回のツェチュ(宗教的なお祭り)を開催する期間、独自の祝日を設けています。この祝日については、旅行会社にお問合せください。