ブータンの国内線

ブータンでは2011年以降にタシガンのヨンプラ空港、ブムタンのパッパラタン空港、サルパンのゲレプ空港等、地方空港の開港・整備に伴い、徐々に国内線の利用が増えてきています。ここでは、最も安定的に便が飛んでいるブムタンのパッパラタン空港の利用の仕方についてご紹介します。

◆国内線でのパロ→ブムタン

国際空港であるパロからブータン中部地区のブムタンへの国内線は週に数日、片道約175USドル(2014年9月現在)で利用可能です。予約は旅行会社への旅行予約時に国内線の利用希望をお伝え下さい。フライトはパロからブムタンのパッパラタン空港まで約20分間で、フライト中には上空からティンプー市街を一望したり、7000m級のヒマラヤ山脈を遠望できます。運行している航空機(ATR 42-500)は、エコノミークラス47席、または、VIP席8席とエコノミー席22席が搭乗できるサイズのプロペラ機です。

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◆ブムタン・パッパラタン空港

パッパラタン空港には、一軒家くらいのサイズのターミナルがあるのみで、荷物用のベルトコンベヤー等はありません。パッパラタン空港到着時には、航空機から徒歩でターミナルもしくはターミナルのすぐ横の駐車場まで歩いていき、航空機からピックアップトラックで運ばれてくる荷物を待つ手順になります。

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◆まとめ

通常、自動車でパロからブムタンに行くと、片道約12時間かかるところを、空港の待ち時間を含めても2-3時間でブムタンに到着できることは、時間的にも体力的にも効率的な選択肢だと思います。ただ、悪天候での欠航等もあるので、最悪フライトが飛ばない場合でも陸路で帰れる日程を組まれると安心です。