国家の象徴

国の記章

ブータンの記章は丸く、蓮の上に2つのひし形の雷電が配置されています。宝石で覆われた2匹の龍が両サイドに縦に描かれています。雷電は、現世と宗教的な力の調和を表わし、蓮は清らかさを表わしています。宝石は国王の力の象徴で、2匹の雄雌の龍はドゥルックユル(Druk yul)つまり「雷龍の国」という国名を表わしています。

国旗

国旗は長方形で、斜めに二等分されています。上部は黄色で、現世での国王の権威を示しており、下部のサフランオレンジは宗教の営みと仏教の力を象徴しています。龍は、国名と国の清らかさを、爪に握られている宝石は国の豊かさと完全性を意味しています。

国花

ブータンの国花はブルーポピー(Meconopsis horridula)です。白い花糸をつけた繊細な青又は紫色の花で、1メートルの高さに成長します。3,500メートルから4,000メートルより高い山のごつごつした地形に咲きます。1933年にイギリスの生物学者、ジョージ・シェリフによって東ブータンで発見されました。

国樹

ブータンの国樹は糸杉(Cupressus torolusa)です。糸杉は国中どこでも見つけることができますが、特に寺院や修道院で大きな糸杉を見つけることができるでしょう。糸杉は、標高1,800メートルから3,500メートルの熱帯にあります。荒れた地形でも成長することが、勇気や質素と結びつけて考えられています。

国鳥

ブータンの国鳥はワタリガラスです。王冠にもデザインされています。ワタリガラスはブータンの守護神の化身と考えられています。

国獣

ブータンの国獣はターキン(burdorcas taxicolor)で、宗教的な歴史や神話と深いつながりがあります。ずんぐりした首と筋肉質な短い足を持った、大変珍しい哺乳類です。群れを作って生息しており、ブータン北西部か北東部の奥地の、標高4,000メートル以上の場所で見つけることができます。竹を主食とし、大人のターキンは体重が200キロを超えます。

国語

ブータンではたくさんの言語が話されています。今日では、国中で18の言語や方言が使われています。国語はゾンカ語で、昔は世俗と精神の権力の場であるゾンで働いている人々が使っていました。後に、ゾンカ語はブータンの国語となったのです。

国歌

国歌は1953年に作曲され、1966年に正式なものになりました。龍の王国に糸杉が育ち…という歌詞が知られています。

祝日

12月17日は、1907年にブータンの初代国王ウゲン・ウォンチュックが即位した日に因み、祝日となっています。ブータン人は国中をあげて、華やかなお祭り気分でこの日を祝います。